タロットで自己対話? | 未来を占わない新しい使い方
タロットは未来を占うだけじゃない
タロットをしたことがある方も、ない方も、こんにちは。
みなさん、タロットってどんなイメージがありますか?
・面白そう
・ちょっとスピリチュアルそう
・怖そう
・占いに使うもの
こんなイメージを持っている方が多いかもしれません。
私は、自己対話をする際に、タロットカードを使ったりしているんですが、
「自己対話に使うってどういうこと?」
と思う方もいらっしゃるかなと思いまして、今回は少しだけ、私の「自己対話 x タロット」の方法をご紹介することにしました。
実は、私はタロットで未来を占うことはほぼしていません。基本的には、自分の今の状態を知ったり、本音を探ったり、心を整えるためだけに使っています。
この記事を読んで、ご自身でトライしてみるのも良し、セッションを受けてみるのもよしです。
みなさんの、何かのヒントになると嬉しいです。
📚 私のタロットカードコレクション紹介記事はこちら
こんなときにタロットを使います
そもそも、どんな時に私はタロットカードを使うか、というと——
例えば、こんな状態の時です。
「最近なんかモヤモヤするけど何かわからない」
「自分がどうしたいのか分からない」
「心に何か引っ掛かりがあるけど言語化できない」
もちろん自分で書いたりして整理するのも良いと思います。
私の場合は、タロットの「象徴」を使った方が、すぐに「本音」にアクセスできるので、タロットを使うことが非常に多いです。
タロットに投げかける問いの例
実際にタロットカードを引くときには、どんな問い(質問)を設定すると良いのでしょうか?
今回は「基本の問い」の例を紹介します。
〈 基本の問いリスト 〉
- 今の私の状態は?(現実、心など)
- この感情の奥にある、本当の気持ちは?
- どんな視点が必要?
- この経験からどんな学びを活かせそう?
大まかにはこのような感じで問いを立てて、リーディングを進めていきます。途中でもっと深掘りしたいことがあったら、その時に「問い」を立てます。
📚 問いの立て方をまとめたシリーズはこちらから
・【Part 1】問いが変わると、見える世界が変わる
・【Part 2】自己対話を変える「問い」の立て方とコツ
・【Part 3】モヤモヤした時にすぐ使える|自己対話を深める問いのテンプレ集(保存版)
自己対話の進め方(流れ)
それでは、ここから本題の「タロットを使った自己対話の流れ」を①〜⑤のステップで紹介します。
タロットを使った自己対話の流れ
① 問いを立てる
今の気持ちや状況に合わせて「どんな視点が欲しい?」「本当の気持ちは?」などを設定する。
② カードを引く
一つの問いに対して 1〜3枚を引く。
③ 感じたことをメモする
カードの意味・象徴・絵柄から受け取った印象を書き留める。
④ 自分の気持ちを引き出す
メモした内容を手がかりに、「あ、私こんなこと思ってたんだ」とまだ言語化されていない感情を探る。
⑤ 整理する
出てきた気持ちを言葉にする。ここで ChatGPT に対話相手になってもらうこともある。
▶ 次の問いを立てる
気づきが生まれたら、その気づきに対してさらに問いかける。
(ここではタロットをもう一度使う時もあれば、使わない時もあります)
▶ 大きな気づき、腹落ち感にたどり着く
①〜⑤を何回か繰り返すと、
自然と「奥底の本音」や「大きな気づき」に行き着きます。
私の場合ですが、大体、40分〜1時間半で、底に到達することが多いです。そして、なぜ本音なのかがわかるかというと、「底に行き着いた感覚」があるからなんですよね。正直そこは割と、体感です。
大抵は、
ものすごく腹に落ちたり、
猪木にビンタされたみたいに目が覚めたり、
想像もしていなかった大きな気づきがあったり、
体でわかります。
どんな気づきが得られるか
カードには色や形、シンボルなどいろんな要素があって、そのどれかが、心に引っかかります。なぜか、引っかかって、繋がる。これは、本当に面白いので、ぜひ試して体感してみて欲しいです。
どんな気づきが得られるかは、その時々によりますが、このようなことに気づきます。
・薄々感づいていたけど押し込めていたも
・全く意識していなかったこと
さらに、こういったものも見えてくるかもしれません。
・本当に望んでいたこと
・本当は嫌だったこと
・自分の向き合うべき課題
・しっくりくるもの
すごく面白そうじゃありませんか…?そうなんです、本当に面白いんですよ。
📚 タロットなどの象徴についての考察記事はこちら
セッションではこんなふうに
さて、セッションでは、先ほどの流れとほとんど同じですが、対話は私と行います。
① ヒアリングで、問いの設定を一緒に行います
② 問いに対して、カードを引きます
③ カードを見せながら、象徴やキーワードをお伝えします
この時に、心の中の想いにリンクして、「ピンとくる」「しっくりくる」感覚や、新しい気づきが生まれることが多いです。
④考えや気持ちを言葉にします
そして、時間の許す限り、問いを立てて、カードを引いて…と繰り返していきます。
セッションで持ち帰った「気づき」をさらに深めるために、ご自身でノートに書いてみたり、ChatGPTなどを使用しながら、深掘りや整理をすると一生使える自己対話スキルの習得に繋がるかもしれません🌱
問いの立て方で答えが変わる
冒頭で「私は未来のことは占わない」と言いましたが、誤解がないように補足すると、「未来を当てるためには使わない」という意味です。
「今の自分のしっくり」を選択し続けることで自然に最適な流れに乗れると私は考えているからです。
質問は過去・現在・未来どの時間軸であれ、最終的には何かしらの「気づき」につながります。
だから、あまり「未来のこと聞いちゃいけないのかなぁ?」と思わないでくださいね🌱
例えば、迷っている未来の選択肢があるとします。問いとして設定できるのは、例えば——
・それぞれの選択肢を選んだ場合の未来は?→ 結果
・本当に選択したいものはどれだろう?→ 本心・望み
・どんな理由で迷っているのか?→ 原因
・それぞれで、学べることはなんだろう?→ 学び
こんなふうに、「問い」の立て方は色々ですよね。これじゃなきゃいけない!というものもありません。問いの設定で、視点が全く違ってきますので、もちろん「答え」も違ってきます。
その時のあなたにしっくりくる、湧き上がった問いで大丈夫です。
問いを立てるのがちょっと苦手な方は、セッションでは私と一緒に立てることができます。ご自身で学びたい方は——
📚 このシリーズで「問いの立て方」をまとめています
・【Part 1】問いが変わると、見える世界が変わる
・【Part 2】自己対話を変える「問い」の立て方とコツ
・【Part 3】モヤモヤした時にすぐ使える|自己対話を深める問いのテンプレ集(保存版)
まとめ | タロットはヒントをくれる存在
ということで、タロットカードを使った自己対話の方法をご紹介しました。
タロットのそれぞれのカードが持っている意味・象徴をヒントにして、
「自分の本当の気持ちを知りたい」
「新しい視点を得たい」
そんな想いがあれば、きっとタロットは今のあなたに必要なヒントやメッセージをくれることでしょう。
では、今回はここまで。
少しでも、タロットを使った自己対話に興味を持っていただけたら嬉しいです。そのうち、具体的な実例も別の場所でご紹介する予定です。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう🍵
〈 今回の記事のまとめ 〉
- タロットは、未来を当てる道具ではなく、自分の本音に気づくためのヒントになる
- モヤモヤや迷いがある時に問いを立ててカードを引くと、心の奥とつながりやすい
- 投げかける問いは「今の状態」「本当の気持ち」などシンプルでも大丈夫
- 自己対話の流れは「問いを立てる → カードを引く → 感じたことを言葉にする」
- 問いの立て方で答えが変わるので、自分にしっくりくる問いを選べばOK
🌱 自身の「性質・傾向」を知って、見えなくなってしまった「本音」を一緒に探す、自己対話ナビゲーション型セッションはこちら
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