【後編】「タロット×自己対話」セッションで届けたいもの|自分と向き合うやさしい時間
タロットと自己対話がセッションになるまで
みなさんこんにちは!
今回は、3つに分けたシリーズの最後、後編です。
前編・中編では、
カウンセリングやコーチング、タロットに興味を持ったきっかけや、
タロットがなぜ「当たる」のか、
どうやって自己対話のツールになっていったのかについて、お話ししてきました。
まだの方はこちらからどうぞ👇
【前編】「タロット×自己対話」セッションを始めた理由|問いと探求の20年
高校時代から「聴く人」だった私が、どうして「タロット×自己対話」のセッションを始めることになったのか。ずっと大切にしてきた「傾聴」や「問い」、その限界と葛藤、そしてタロットとの意外な出会いについて綴りました。
【中編】タロットが自己対話に変わるまで | タロットはなぜ「当たる」のか
「タロットって、どうして当たるの?」という疑問から始まった私の探求。そして、占いとして出会ったタロットが、なぜ「自己対話のツール」になっていったのか。ユング心理学や象徴の話も交えながら、気づきの旅をお届けします。
そして今回の後編では、
「タロット×自己対話」がどのようにしてセッションという形になっていったのか。
どんな想いを込めて届けているのか。
そして、どんな方にこのセッションを届けたいのかを、綴っていきたいと思います。
「気づき」を届けるセッションという形
自己対話にタロットを取り入れるようになってから、自分の中で少しずつ「自己受容」が育ち、生き方そのものが変わっていくのを実感しました。
そんな中で湧き上がってきたのが、
「これは、他の人の心の声を照らす助けにもなるのでは?」
という想いでした。
これまで私は、誰かの悩みに耳を傾けたり、話を聴いたりすることが自然にできるタイプでしたが、
そこにタロットというツールを加えることで、より深く「気づき」に寄り添える時間が生まれたのです。
「もっとこのスタイルで、誰かと向き合ってみたい」
そう感じたことが、セッションを始めるきっかけになりました🌱
あれこれ計画を立てるというより、
気づけば自然に形になっていった、という感覚に近いかもしれません。
「ひたすら自己対話していたら、いつの間にか誰かと一緒に対話する時間になっていた」
そんな流れでした。
セッションで大事にしていること|「問い」と「違い」を尊重する
私が、セッションをする時に大事にしていることは
「みんな違ってみんな良い」という視点に立つことです。
また、「答えはその人の中にある」という信念を持って、
寄り添って、一緒に「心の声」を見つけていくということを心がけています。
まず星読みからその人の傾向や特性を知ると、
それぞれの人が持っている人生のテーマや特性、今取り組むべき課題などが、浮かび上がってきます。
さらに、悩みに対する視点や、何を大事にしているか(たとえば行動・感情・思考・安定など)、自分との向き合い方や、思考のクセも、人によって本当にさまざまです。
社会の基準や私自身の価値観でジャッジすることには、何の意味もありません💡
だから、まずはその人を深く知るために、星読み(占星術)を使っています。
そして、その特性やお悩みに合わせて、タロットリーディングで扱う「問い」を考えていきます。
すでに聞きたいことが明確な方の場合は、そのままリーディングに入っていきますが、もし「何を聞けばいいのか、よく分からない」という場合は、一緒に「問い」を探していくところから始めています。
特に「問いの設計」は、セッション全体の方向性を決める大切なカギ🗝️
だからこそ、その人に合った問いを一緒に探していく時間も、とても大事にしています。
このセッションを通して私が伝えたいこと
このセッションを通して伝えたいことは、
「そのままの自分で良いんだよ」
ということです。
ここで言う「そのまま」というのは、
生まれ持った特性のままの自分でいていいということ。
(これは占星術の出生図からも、たくさんのヒントが見えてきます)
まずは、その「そのまま」の自分を知って、少しずつ受け入れていく。
そして、そんな自分が「しっくりくる」と感じる方向に歩いていく。
自分を変えようとするより、「そのままの自分をどう活かして生きていくか」に意識を向けてみる。
それが、私の考える「自分の人生を生きる」ということです。
でも、いきなりそこにたどり着くのは難しいこともありますよね。
だからこそ、セッションでは、まずこんな「気づきの種」を見つけるところから始めています。
自分ってどんな人なのか、あらためて知る
「しっくりくる感覚」を見つける
まだ受け入れられていなかった部分に気づく
今、向き合うべき課題を見つめ直す
ワクワクする未来へのヒントを得る
「実は、しなくてよかったこと」を手放す
自分の中に眠る、まだ知らない可能性に出会う
このセッションで、すべてがパッと全てが解決するとは思っていません。
自分と向き合うことはこの先も続くからです。
だけれど、「自分と対話するためのヒント」が少しでも見つかったら、
そのあとの日々の中で、きっとじんわり活きてくる。
そう信じて、私はこの時間を届けています。
こんな時、受けてみてほしい|心の声とつながる時間
① 「わたし、何がしたいんだっけ?」と感じるとき
社会で生活していると、
「私は本当は何がしたいのか?」
「私は何を感じているのか?」
「私はどうしたいのか?」
そんな問いがふと頭をよぎっても、
すぐに答えが出てこないこと、ありませんか?
周りの期待や「こうするべき」が先に立ってしまって、
自分の気持ちがどこにあるのか、わからなくなってしまう。
頭と心がチグハグになっていて、
でも、どこから整理したらいいのかもわからない💭
そんなふうに「自分の本音を知りたい」と感じている方に、
このセッションで寄り添います。
② 「なんか違うかも」と感じはじめたとき
毎日をこなしてはいるけれど、
ふと立ち止まったときに湧いてくる、うっすらとした違和感。
「なんか、これじゃない気がする」
「本当にこれを続けていていいのかな?」
行動してみたものの、しっくりこなかったり、反対に、動き出す気力すら湧かない日もあるかもしれません。
でも、だからといって明確な答えがあるわけでもなく、ただ「今のままでいいの?」という問いが、胸の中で静かに響いている🌪️
そんなふうに、自分の深い声に耳を澄ませ始めている方に、このセッションで光を当てていきます。
③ 「もうがんばれないかも…」「限界かも…」と感じるとき
仕事、育児、介護、身の回りのあれこれ…
日々を一生懸命こなしてきたけれど、ある日ふと、「もう無理かも…」と思ってしまう。
理由はよくわからないけれど、なんだかつらい。
心も体も、ずっと踏ん張ってきた疲れが押し寄せてくる。
「もうがんばれない」「何もしたくない」
そう思うのに、休むことにも罪悪感を感じてしまう。
何かを変えたいけど、その気力すら残っていない気がする。
そんな風に、ちょっとずつ疲れが積もった方の「こころ」に、寄り添います🏝️
まずは深呼吸をするように、「立ち止まる時間」としても使ってもらえたらと思っています。
④ 静かな生きづらさを抱えているとき
なんとなく、ずっと生きづらい。
うまくやっているように見えても、心の奥ではどこか無理をしている。
「私って、メンタルが弱いのかな?」
「この社会では、うまく生きられないのかもしれない」
そんなふうに、ふと思ってしまうことがある。
社会の基準や人からの評価を気にしすぎてしまったり、
過去に言われた何気ないひと言が、いまだに心を縛っていたり。
忘れたい記憶が、ふとした瞬間に何度も蘇ってきたり。
人に話すほどでもないけれど、自分の中に「生きづらさ」を静かに抱えている📦
そんな方が、ふと自分の本音に立ち戻れるような、温かい時間を届けられたらと思っています。
⑤ 「ちょっと気になる、迷っている」でもOK
深く悩んでいなくても、「ちょっと話を聞いてほしい」「迷いを整理したい」と思うことはありますよね。
そんな軽やかな入口でも、もちろん大丈夫です。
たとえば、こんな方もセッションを受けられています。
複数の選択肢で迷っていて、決断できない
自己対話の仕方が分からないから、一緒にやってみたい
自分の特性を知って、自己理解を深めたい
タロットや占いに興味はあるけれど、ちょっと怖い
ちなみに、占い・占星術・タロットなどが初めての方でも、心配いりません。
壺も数珠も売りませんので、ご安心を…笑🏺📿
そして、「あなたの未来はこうです(ビシッ!)」と断言するようなこともしません。
このセッションは、未来を当てるものではなく、「今ここにある自分」と対話するための時間です。
なるべく現実に即した読み取りを大切にしていますし、
実際にセッションを受けてくださった方からは、
「かなり現実的だった」
「スピリチュアルと現実のちょうどよいバランスがあった」
「コーチングみたいだった」
「自己対話の時間のようだった」
という声もいただいています😊
さいごに|お茶を飲むように対話する時間
ということで、
なぜ私が「タロット×自己対話」セッションを始めたのか、
その経緯と変遷について、3回に分けて書いてきました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
(この記事、思ったよりかなり長くなっちゃいました・・・!)
少しでも、このセッションへの想いが伝わると嬉しいです。
最後に、「くりちゃんとお茶しよ」という屋号に込めた想いを、すこしだけ。
私が以前働いていた会社は、ほぼ全員がリモートワークをしていました。
時々同僚とコミュニケーションを取るための1on1をしていたのですが、
その時の誘い文句が「お茶しよ〜」でした。
1on1と言うとちょっとかしこまった感じがあったので、仲の良い同僚とは「お茶会」と呼んでいました。
なので、もし私がセッションをやるなら、
かしこまらず
お茶を飲みながら、信頼できる友人と話しているような感覚
リラックスした空間での対話
そんな雰囲気にしたいなあと思っていました。
みんなのそんな「居場所」になってほしいという想いを込めて
「くりちゃんとお茶しよ」と言う名前をつけました🍵
気負わず、でもちゃんと自分に向き合える場所として、これから丁寧に育てていきたいと思っています🏠
語り尽くせなかったことも色々ありますが、今日はこのあたりで。
また、来週は違うトピックでお会いしましょう!
あ、もし、トピックのリクエストなどありましたら、ぜひぜひ問い合わせフォームや、instagramのDMで教えてくださいませ🌱
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